パソコン作業を続けていると、夕方には肩がずっしりと重くなる――そんなお声を、当院でもよく伺います。デスクワークの肩こりは、お仕事の進め方や姿勢のクセが関係していることがあります。今日は、肩こりとのつき合い方と、ご自宅でできる小さな工夫をご紹介します。
肩こりの原因を、決めつけずに見てみましょう
肩こりの背景には、いくつかの要素が重なっていることがあります。特定の一つが原因と断定はできませんが、次のような状態が関係しているケースが見られます。
- 同じ姿勢が長く続き、肩まわりの筋肉が動きにくくなっていること
- 画面をのぞき込み、頭が前に出た姿勢になりやすいこと
- 呼吸が浅くなり、首や肩に力が入りやすいこと
- 目の疲れや冷えが、こり感と重なりやすいこと
まずは「自分はどんな時に重く感じるか」を知ることが、整えるための第一歩になります。
今日からできる、やさしいセルフケア
むずかしいことは必要ありません。「こまめに、軽く動かす」を合言葉に、できそうなものから試してみてください。
- 30〜60分に一度は立ち上がり、肩を大きくゆっくり回す
- 両肩をすっと上げて、ストンと脱力する動きを数回くり返す
- 画面の高さを目線に近づけ、頭が前に出にくい位置に整える
- 蒸しタオルなどで肩や首元をあたため、こわばりをやわらげる工夫をする
- 深く息を吸って、長く吐く。呼吸で肩の力をゆるめる
どれも数十秒でできるものばかりです。「ながら」で続けることが、心地よさにつながります。
無理をしないことも大切です
セルフケアを続けても重さが気になる、強い痛みやしびれを感じる――そんな時は、一人で抱え込まないでください。お体の状態は人それぞれですので、気になる症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。